就活ハラスメントが起きた場合、特にマイノリティの就活生は「相談できない」という困難を経験することがあります。今回の調査で、「心身に障がいがある/性的マイノリティである」と回答した就活生が、ハラスメントを受けても相談しなかった理由としては、「相談先は知っていたが解決しないと思ったから」「相談することで不利益になると思ったから」という項目の割合が高くなっています。また、ハラスメント後に休学や退学につながっている事例も確認されます。ハラスメント防止の取り組みと並行して、ハラスメントが起きた時に、マイノリティも含めた全ての人が安心して相談できる相談対応体制の整備と、適切に対応できる支援者の養成が急務です。